前照灯〜トラック業界の暗夜を照らす

元トラックドライバーの私が、トラックや運送業界の四万八万話しを書くブログ

営業ナンバーと白ナンバー

前回書いてて、わかりづらいと思ったこと。

営業用貨物か自家用貨物かの違い。

営業用貨物ってのは、国交省に認可を受けている運送業者で、緑のナンバープレートをつけている。

一方の自家用貨物は、それ以外のトラックなどで、普通車と同じ色の白いナンバーだ。

 

もう少し掘り下げると、営業用貨物は、お金(運賃)を貰ってお客さんの荷物を運ぶトラックと言うこと。

日本の法律(貨物運送事業法)では、お金を貰ってお客さんの荷物を自動車で運ぶためには、国交省に認可を受けなくてはいけない決まりになっている。

だから、運送業者のトラックは必ず営業ナンバー(緑のナンバー)をつけていないといけない。(図柄入りは別)

最近は少なくなったけど、白いナンバーのトラックで、お金を貰ってお客さんの荷物を運んでいるケースも見かけますが、違法行為です。

たから、ウーバーの様な仕組みは日本では導入できない。

ちなみに自動車を使わなければ、認可の必要はないので、自転車や大八車で運ぶのは問題ないはずです。

 

白ナンバーのトラックが全部違法ということではありません。

自分の荷物を自分で運ぶなら、なんの問題もありません。

たとえば、製パン業の最大手の会社も、たくさん白ナンバーの大型トラックを所有していて、自社の工場で作ったパンを運ぶのに使っています。

トラックの運転手ってナニ?

記念すべき(?)一本目の記事。

そもそも運転手、運ちゃんってなんでしょうか?

運転手とは、自動車等を運転する人であり、広義には鉄道や重機の運転手も含むかもしれません。

自動車に限っても、乗用車から、タクシー、トラック、バスなどいろいろな自動車があります。

でも運ちゃんって言ったら、だいたいトラックの運転手のことを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

このブログで取り上げるのは、主にこのトラックの運転手=運ちゃんのことです。

次に、トラックの運転手と言うと、ただトラックを運転する人ではなく、主な仕事としてトラックを運転する人であると考えます。

職業運転手とも言います。

(逆の例えとして、工場の製品を運ぶのに工員さんがトラックで配達したり、工事現場で材料と資機材なんかを持ってトラックで行くのは、職業運転手ではない気がします)

 

その運ちゃんといってもいろいろあります。

まず営業用貨物か自家用貨物か。

トラックの大きさの違い。

荷物の種類の違い。

雇用形態の違いなどなど、

運ちゃんと言ってもいろいろな運ちゃんがいるのです。

表面的にはみんな運ちゃんですが、

共通の内容もあれば、個別の特徴もあります。

そう言う違いや種類も今後わかりやすく記事に出来れば良いと思っています。

 

自己紹介

まず、自己紹介からブログを始めようと思います。

私は、16才で2トントラックの助手席に座ってから、およそ15年、運送業に携わってきました。

いわゆる運ちゃんです。

運送業界には人手不足、法令遵守、適正運賃の収受なといろいろな問題があり、先行きは暗澹たるものを感じます。

その闇を、私の経験からでも少しは照らせればと思い立ち、このブログを始めることにしました。

経歴を簡単に、

16才で引越屋のアルバイトを始める。

18才で免許取得、ドライバーになる(高校在学中)

高校卒業後しばらく引越屋で、トラックの運転手になりたくて転職。4tドライバーになる。

何度か転職し、合間に大型免許取得。

25才くらい(?)で大型トラックの運転手。

さらに何度か転職し、33才でトラックを降りました。

今はクレーンの運ちゃんになりました。

褒められたことではないと思うのですが、数え切れないくらい転職してます。

向上心でもあるし、理想と現実の違いを許容できなかったからかもしれません。

ですがその分、ドライバーとしての経験値は高いと思っています。

2トンから重トレーラーまで乗ったし、ウィングも平もユニックも乗ったし、地場も長距離もやりました。

多分ほとんどの仕事は、鍵と住所さえ貰えればこなせるんじゃないかな。

私の記事が、トラックとか運転手とかに興味、関心がある人の参考になれば嬉しいです。